日頃、メイクを楽しむなかで、皮膚がどのような構造になっているのか、知ることも大切だと思います。
今回は、私たちプリオリコスメのスタッフも勉強している内容をみなさまにお伝えしていきます!
皮膚は表面から、表皮・真皮・皮下組織の3つの層で構成されていて、
その層たちの働き方によって、肌にうるおい、ハリや弾力、血色を良く見せることができます。
表皮の中は、わずか0.2mmの皮膚の深さです。
角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4つの層で構成されていて、それぞれ働き方が異なります。
・角質層:水分を保持。皮脂膜や肌をなめらかにする(灰白くみせる)
※透明層:手のひら・足裏のみ
・顆粒層:NMF(天然保湿成分)や細胞間脂質(セラミド・コレステロール・脂肪酸などの油性成分)で保湿。(反射により肌を白くみせる)
・有棘層:ランゲルハンス細胞が免疫力を高め、肌を美しくみせる。(カロチンで肌を黄色くみせる)
・基底層:メラノサイト(色素細胞)を生成される。
紫外線を浴びると生成され、それがシミの原因になる。(肌を褐色にみせる)
※表皮は28日周期でターンオーバーしています。(注:年齢とともに周期が延びます)
真皮は、1.5mmの皮膚の深さでハリや弾力を与えます。
・コラーゲンやエラスチンなどの繊維状の組織で皮膚にハリや弾力を与え、
ヒアルロン酸などの保湿作用で細胞への働きかけを担います。
※注:年齢とともに細胞が減り、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生み出す働きが衰えます。
(シワやたるみが出来始める)また、紫外線の影響でもシワやたるみは加速していきます。(毛細血管・リンパ管・汗腺)
皮下組織:0.3mmの皮膚の深さで表皮と真皮を支えています。
大部分が皮下脂肪。骨や筋肉を保護。血管はここを通っています。
皮膚の構造について、知って頂けたでしょうか?層によっても働きかたが異なり、それぞれでとても重要な役割を担っています。コラーゲンは肌にどのように働きかけるのか、紫外線をたくさん浴びてしまうとなぜ肌に悪いのか、そういう疑問も、皮膚の構造を理解しているとなんとなくわかってくるかもしれません。
健康的な肌を保ち、気持ちのいい毎日が送れると気分も明るくなりますよね♪
次回は、保湿をするなかでとても大切な「三大保湿成分」について、お伝えしていきます。
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